善の外壁修繕の従業員、職人が心に刻んでいることがあります。
~ お客様は、私たちの家族 ~
私たちは常に「自分の大切な家族の家を施工する」という気持ちを持って施工に取り組んでいます。そのため、施工箇所の劣化状況だけでなく、お客様のご要望や家族構成、周辺環境、将来の可能性などを考慮して、「長期間」「安全」「快適」に暮らせるようなご提案をすることが当然であると考えています。
~ 家は、お客様の家族 ~
お客様が長い間住み続ける家は、「お客様の家族」といっても過言ではありません。そのため、見た目の美しさだけでなく、安全性と品質を追求する義務があると考えています。
この2点のために、善の外壁修繕には譲れないこだわりがあります。今回はそのこだわり(=善の外壁修繕の施工に対する想い)をご紹介します。
善の外壁修繕のお見積もりについて
通常、善の外壁修繕はお見積もりをお出しする際、以下の2パターンをご提案します。
- お客さまにとってベストだと考えるお見積もり
施工箇所の劣化状況だけでなく、お客様のご要望や家族構成、周辺環境、将来の可能性などを考慮した上で、善の外壁修繕がこうするのがベストだと考える施工内容によるお見積もり
- 必要最低限の箇所に絞ったお見積もり
お客様のお悩みを解決するための必要最低限※1の施工内容によるお見積もり
※1善の外壁修繕が考える“最低限”とは、適正な「安全性」「耐用年数」「美観」をクリアできるものです。
稀にお客様から、「(他社の見積もりを見せながら)この業者と同じくらい下げてほしい」「他社は交渉したら安くしてくれた」など言われることがありますが、善の外壁修繕は上記2.の必要最低限の箇所に絞ったお見積もりより、無理に金額を下げることはできないと考えています。
なぜなら、適正な施工にかかる経費はどの業者であってもほぼ大差なく決まっており、無理な値下げは品質低下に直結するからです。
「施工品質の高さ」は、善の外壁修繕のプライドです
高品質を守り続けてきたからこそ、現在の揺るぎない信頼を得ることができたと思っています。だからこそ、その信頼を裏切る結果(=品質低下)につながる値下げはできないのです。
とは言っても、「じゃあなぜ、交渉すると金額を下げてくれる業者がいるの?」と疑問に思う方もいらっしゃると思います。以下でその理由をご説明したいと思います。
見積もり金額が大幅に安い場合、そこには必ず“安い理由”が存在します
まず大前提として、適正な施工には、適正な材料や守るべき手順が決まっています。
そのため、先述したように「適正な材料」を「適正な量」使い、「適正な手順」で施工を行う場合、経費は本来どの業者でもほぼ同じはずなんです。
つまり、善の外壁修繕の見積もりより大幅に安い場合、何らかの理由がある可能性が高いと思ってください。
ちなみに多くの場合、施工業者の利益は施工総額の20%前後です。善の外壁修繕の見積もりを基準として、20%以内の安さであれば=自社の利益を削っている可能性があります。これは企業努力の範囲かと思います。
しかし、20%以上安い場合は注意が必要です。安くするために“本来必要な何か”を削っている可能性があるからです。
どんな施工にも正式な施工手順があります。
例えば外壁塗装の場合、塗料メーカーが定めた「施工要領」に沿って施工を行わなければなりません。
施工要領には塗り方の手順、適正な塗料の塗布量、希釈量などが詳細に記されています。塗料メーカーが「この施工要領に沿って施工すれば、うちの商品の性能が最大限に発揮されますよ」と定めた約束事、ルールだと思ってください。
ですから、どんなにいい塗料を使っても、施工要領を守らなければその塗料の性能は発揮されない=劣化などのトラブルに見舞われる可能性が高いのです。
施工要領を守らずに施工した場合、さまざまなトラブルが起こる
施工要領を守らない場合、年単位で劣化が早まる(=塗り替え時期が早くなる)ことも珍しくありません。それは長い目で見ると、無駄なお金や時間がかかるということです。
- ひび割れ
- 色むら
- チョーキング(外壁を触ったとき白い粉が付く現象)
- 塗料の剥離
- 外壁が汚れやすくなる など
劣化によるひび割れや剥離は想像できても、「汚れやすくなるってどういうこと!?」と疑問に思った方も多いと思います。しかし実は、汚れと劣化は大きく関係しています。
カーコーティングを想像してみてください。
コーティングしたては汚れても水洗いですぐにキレイになりますよね。しかし、時間が経つと汚れが付きやすく、落ちにくくなるはずです。これと同じです。外壁も劣化すると対抗性が弱くなり、汚れがつきやすく、落ちにくくなります。
施工要領を守らずに施工した場合、メーカー保証が受けられない
施工要領はメーカーが定めたルールですから、それを守る・守らないで「施工後にトラブルが発生した場合のメーカー対応」も変わります。
● 施工要領に沿って施工した場合:メーカー保証が受けられる
メーカー保証を使うためには、「施工要領を守って施工した」ということを証明する“施工報告書”が必要です。
メーカーは劣化部分を検査機関で分析して、トラブルの原因が「塗料そのものにあるのか(保証OK)」、「施工方法にあるのか(保証NG)」徹底的に調べますから、誤魔化すことはできません。
そのため、善の外壁修善では工程を一つ一つ写真に撮って記録し、施工完了後に「施工報告書」としてお客様にお渡ししています。
● 施工要領を守らず施工した場合:メーカー保証は受けられない
施工要領を守らない業者は、施工報告書を作成しない、もしくは、メーカー保証を使う際に役に立たない簡易報告書のみという場合がほとんどです。
このように施工要領は非常に重要ですが、 “施工要領を守っているかどうか”は目に見えるものではありません。正直、お客様にはほぼ分からないと思います。
そのため、「定められた工程を省くことで経費や手間を削減することができる。だから施工要領を守る必要はない」とごまかす業者が後を断ちません。
施工要領を守らない業者の手法〜外壁塗装の場合〜
以下では、施工要領を守らない業者がどのような施工をするのか、その手口の一例をご紹介します。このような事例は決して珍しいことではないということを覚えておきましょう。
● 塗料を塗る際の工程を省く
通常、外壁塗料は下塗り→中塗り→上塗りと3回塗って仕上げます。それぞれに重要な役割を担っており、どの工程も絶対に省くことはできません。塗装の“持ち”に大きな影響を与え、劣化を早めるからです。
しかし、下塗り・中塗りを省くと工期・人件費・材料費などさまざまなものを削減することができるという理由で、下塗り・中塗りを当然のように省く業者がいます。
● 塗料の養生時間(乾かす時間)を短くする
養生時間とは、塗料を乾かす時間のことです。この養生時間は非常に大切です。塗料をしっかり乾燥させなければ、外壁保護の役割を果たす塗膜(塗料が固まることで作られる塗料の膜)がうまく形成されないからです。
また、養生時間の短縮は、見た目にも影響を及ぼします。乾き切っていないところに塗料を塗り重ねる訳ですから当然です。
しかし、養生時間を短縮すると工期を大幅に縮めることができるという理由で、養生時間を短縮、もしくはほとんど設けない業者がいます。
● 適正な塗料の希釈量を守らない
施工要領には、塗料と希釈液(塗料を薄める液)の対比が明確に記されています。この希釈量を守らないとひび割れや剥離、ときに画像のような塗料のちぢみ(ちぢれ)につながります。
しかし、塗料節約や、知識不足のために希釈量を守らない業者がいます。
● 適正な塗布量を守らない
塗料メーカーは“施工の際、決められた塗布量(塗る量)を守ること”を前提に塗料を設計しています。そのため、塗料の塗布量は外壁の面積に応じて細かく決められています。そうしなければ、塗料の性能を十分に発揮することができないからです。
塗布量の厳守は、外壁塗装において絶対条件であるといっても過言ではありません。どんなにグレードの高い塗料を選んでも、適正な塗布量を守らなければ劣化は早くなります。
しかし、塗料節約や、知識不足のために塗布量を守らない業者がいます。
● 塗る前の修繕作業を省く
外壁にクラック(ひび割れ)があった場合、きちんと補修して塗装するのが基本です。
クラックを補修せずに上から塗料を塗り、一見きれいに仕上げることもできますが、その場合、クラックの部分からまたすぐにひび割れが発生します。
しかし、工期・人件費・材料費などさまざまなものを抑えることができるという理由で、クラックを補修せず、そのまま塗ってしまう業者がいます。
特に3mm以下のクラックの場合、下塗り塗料で“一応”潰すことができるため、補修しない業者の方が多いのです。
皆さんも、木工工作をしたり、プラモデルを作ったりした経験があると思います。その際、トップコートを塗って、乾かして、ニスを塗って、、、と説明書をみながら少しでもきれいに仕上げよう頑張りますよね?
実際、手順を守って作ったものと、手順を守らずに作ったもの、両方を比べると仕上がりのクオリティに大きな差が出るはずです。
外壁塗装などの施工もそれと同じです。施工要領を守って施工するからこそ、きれいかつ長持ちする高クオリティが実現するのです。
ただし、施工の怖いところは、仕上がった瞬間はどんな手順で行っても“きれいに見える”という点です。
不具合は数年後にやってきます。施工要領を守っていない場合、劣化スピードが年単位で早まります。それは長い目で見ると、無駄なお金や時間がかかるということに他なりません。
施工要領を守らない業者の特徴
施工要領を守らない業者には共通する特徴があります。施工を依頼する際は以下の点を必ず確認しましょう。
● 保証書を出さない
施工要領を守らない業者の多くに共通するのが「保証書を出さない」という点です。
施工要領を守っていない場合メーカー保証は受けられませんし、そういうことをする業者ですから独自の保証もない場合がほとんどです。保証があるか、ないかは大きな見極めポイントになると思います。
施工を依頼する前に「保証の有無」を必ず確認するようにしましょう。
● 施工報告書を出さない
施工報告書は「お客様に対する“適正な施工をしました”という証」「メーカー保証を受ける際に必要な証明書」です。
そのため、そもそも施工要領を守っていない業者にとって手間をかけてまで作成するメリットありません。自分たちが適正でない施工を行ったという証明になる訳ですから。施工報告書を作成しない、もしくは、メーカー保証を使う際に役に立たない簡易報告書のみという場合がほとんどです。
施工を依頼する前に「施工報告書はどのような形でいただけますか?」と必ず確認するようにしましょう。
● 工期が極端に短い
施工費の中で大きな割合を占めるのは人件費です。「工程を省く」「養生時間を短縮する」などによって工期を短縮できればそれだけで多額の経費を抑えることができます。
例:3人の職人が作業をする現場で1週間工期を縮めた場合
(職人1人あたり日給2万円程度×3人)×7日=42万円
施工の際はできれば複数見積もりを取り、施工期間が極端に短い業者は避けるようにしましょう。
善の外壁修繕の施工報告書
善の外壁修繕はどんなに細かい工程でも、一つ一つを写真に撮り、全てにおいて詳細な記録を残します。メーカー保証を受ける際に必要というだけでなく、それが私たちのプライドだからです。(これはマンションなどの大規模修繕工事でも同じです)
【善の外壁修繕_一般住宅(外壁修繕工事)施工報告書:PDF】
※全現場でこうした報告書を作成して、お客様へお渡ししています。
ちなみに施工要領をきちんと守っていれば、まず、メーカー保証を使うようなトラブルには見舞われません。実際、施工要領を遵守している私たちがメーカー保証を使ったことは一度もありません。
「適正でない施工」をした場合に起こり得るデメリット
外壁・屋根修繕の施工において、適正ではない施工をした場合、5~10年の中長期的な目線で見るとさまざまなデメリットが発生する恐れがあります。
① 施工箇所の劣化が早くなる
適正な材料を使わなかったり、施工手順を省いたりした場合、当然品質が下がります。
「少しくらいだし、そんなに変わらないのでは?」と思うかもしれませんが、その差は決して看過できるものではありません。
例えば以前、善と他社が同地区のマンションの外壁塗装を同時期に手がけたことがありました。施工直後はどちらも問題ありませんでした。が、、数年後に明確な差が出ました。
- 善が施工したマンション
外壁の塗り替えの目安である10年後、想定通り塗り替え
- 他社が施工したマンション
想定より早く劣化が進み、7年後に塗り替えを余儀なくされる
「適正な施工かどうか」は、これだけ大きな差を生むのです。
② 余計なお金がかかる
上記でお伝えしたように、適正でない施工をすると施工箇所の劣化が早まります。
ということは、長期的に考えると施工スパンが短くなり、修繕施工の回数が増えるのです。
例え目の前の1度目の施工料金が安くても、施工回数が増えれば、施工総額は大幅にアップします。修繕計画は、長い目で見ることが大切なのです。
③余計な手間・時間がかかる
外壁や屋根の施工は、1回の施工に数日〜数週間程度かかります。
施工期間中は施工中の家に住みながら施工を行う人がほとんどですから、施工期間中、多少なりとも不便な生活を強いられるケースが多いでしょう。もちろん、近隣への配慮も欠かせません。
施工回数が増えるということは、そうした気遣いを含めた「余計な手間や時間」がかかるということでもあります。
また、前述しましたが、劣化した外壁は汚れが付きやすく、汚れが落ちにくくなります。日々のお手入れにも「余計な手間や時間」を取られるようになります。
施工業者の規模による特徴比較
外壁・屋根修繕の施工業者には、大きく分けて以下2つのタイプがあります。
- 比較的低価格で施工できる一人親方・個人店などの「小規模の施工業者」
- 高額だが潤沢な資金をもとに万全のサポートを行う「大手施工業者」
善の外壁修繕の立ち位置は、その2つのちょうど中間に当たります。
以下でそれぞれの特徴を見ていきましょう。
1. 一人親方・個人店・小規模の施工業者の場合
- 一人親方・個人店・小規模の施工業者は、大手に比べて低価格で施工できる傾向にありますが、品質管理などが万全でない可能性もあります。
- 自宅を事務所にしている、従業員を雇っていない(or少ない)等の理由で、地代家賃、人件費などを削減しやすい=金額を下げやすい。※ただし、足場レンタル費など外注費は発生
- 一人(or少人数)で運営しているため、品質管理に手が回らない場合がある。
- 昔ながらの目視や、職人の勘に頼った品質チェックを行っている場合が多い。※ただし、熟練度は高い
2. 大手施工業者の場合
- 大手施工業者は、施工費用は高額ですが、潤沢な予算・人材を確保して、万全の施工・品質管理を行います。費用は高くても絶対的な「安心感」を求める方々にとっては喜ばれています。
- 地代家賃、人件費、営業管理費、広告宣伝費などの固定経費が高額なため、必然的に施工料金は高くなる。足場レンタル費など外注費も発生。善の外壁修繕と比べて1.5〜2倍程度の金額になることも珍しくない。
- 通常分業制で、営業担当、施工担当などに分かれていて、お客様に対しては営業担当が細やかにフォローを行い、施工管理、施工報告書なども万全の体制です。ただし、実際の施工に関することは営業担当が施工担当(現場監督や職人など)に聞いてからの回答になります(無駄な中間マージンが発生)
- 施工料金が高い分、ワガママを聞き入れてもらいやすいです。業者によっては、料金据え置きで「塗り直して欲しい」「ここを追加で」などの要望が通る場合もあります
※ワガママを聞いても問題ないほど予算(施工費用)を確保しているため
- 元々の金額が高いので、値引きに応じやすい
3. 適正料金で高品質を追求する、善の外壁修繕の場合
- 品質を徹底的に追求。お客様の希望であっても「適正な施工」から逸脱することはない
- 大手に比べて、地代家賃、人件費、営業管理費、広告宣伝費などの固定経費が安く、その分、お客様に還元している
- 母体が足場会社のため、施工費用の中で大きな比重を占める足場レンタル費が不要(ここが善の外壁修繕の強みです!)
- 母体である株式会社善は主にBtoB(企業間取引)を行う会社であり、大手からの依頼も数多くこないしてる=経験豊富
- 営業担当はおらず、施工の知識を持った従業員がワンストップでサポート。お客さまのご要望と、職人との意思の疎通がしやすい。
- 全国的に見ても珍しいドローンなどを導入し、徹底した施工管理、施工報告書の作成を行う
善の外壁修繕は、「一人親方・個人店・小規模の施工業者」と「大手施工業者」の良い部分を併せ持っていると自負しています。
お客さまからいただく、 善の外壁修繕へのよくある不安の声と回答
「保証」と「耐用年数」は必ず確認しましょう
大切なのは、ご自分の目的に合った施工業者を選ぶことですが、どの業者に依頼する際も(見積もりの段階で)以下の2点は必ず質問してください。
「保証は何年つきますか?」
「◯◯(塗料やその他の材料)の耐用年数を教えてください」
これは基本です。前述したように保証がなく、耐用年数の詳細も満足に説明できないような業者は問題外です。
※善の外壁修繕の保証に関しては、下記ページの「善の外壁修繕の施工保証」項目をご確認ください。
外壁修繕(屋根塗装・外壁塗装・外構修繕)の価格について
善の外壁修繕=頑固な寿司屋?施工に対して嘘のない頑なな考えは、最終的にお客さまのメリットにつながると考えています
善の外壁修繕はよく「頑固な寿司屋みたい」と評されますが、それは、独自の強いこだわりを持っていたり、お客様の要望であっても納得できないことはお断りしているからだと思います。
しかしそうした適正施工に対する頑なな考えは、最終的にお客さまにとってのメリットにつながると考えていためです。
お客様のご要望であっても、「間違っていること」「できないことは」しっかりとお伝えします
お客様が他社の見積もりを持ってきて「これと同じに(金額や材料など)」と言われることもあります。その際、他社の見積もりの間違いや、納得できない部分(=品質低下につながる部分)を発見することも少なくありません。
そうした際は必ず「この通りにすると品質が低下します」「この施工は本来不要です」「うちではこの施工はおすすめしません」ときちんとお伝えするようにしています。
例えば、お客様が比較的安価なシリコン塗料を希望されても、「この環境では塗料の劣化が早いことが予想されます。シリコン塗料より耐用年数が長いフッ素塗料や無機塗料にしませんか?」ときちんとリスクと代案をお伝えします。
本来10年〜15年持つ外壁塗装が4、5年でダメになる (=お客様の時間とお金が無駄になる)と分かっているのに施工することはできません。これは塗料に限らず、どんな施工にも共通することです。
青葉区限定 外壁修繕工事
見えない部分の施工にも時間をかけ丁寧に行います
外壁・屋根修繕の施工では、お客様からは見えない部分に劣化を防ぐポイントが隠されていることが多々あります。そのため、そうした見えない部分をどれだけ丁寧に施工できるかが、施工品質の高さにつながる鍵だといっても過言ではありません。
見えない部分だからこそ、私たちははどこよりも時間をかけ、丁寧に仕上げようと考えます。
● 外壁塗装の工程
外壁は「下塗り」「中塗り」「上塗り」と3回塗って仕上げます。
- 下塗り
壁の劣化部の補強、上塗り・中塗りの塗料と外壁を接着・定着させます
- 中塗り
外壁を滑らかにし、上塗りがより効果的になるよう補助します。外的要因(雨、風、紫外線)から壁を守ります
- 上塗り
外的要因(雨、風、紫外線)から壁を守り、美観を保持します
塗りの工程にはそれぞれに重要役割があり、本来どの工程も省くことはできません。
しかし、下塗り・中塗りはお客様には見えない部分ですから、「バレなければいい」と、こうした工程を省く業者も少なからずいます。下塗り・中塗りを省くと塗装の“持ち”に大きな影響を及ぼすにも関わらず、です。
善の外壁修繕は適正な施工を大切にするため“下塗り・中塗りを省くことは絶対にあり得ない”と考えています。
● 外壁のクラックの補修
外壁にクラック(ひび割れ)があった場合、きちんと補修して塗装するのが基本です。クラックを補修せずに上から塗料を塗ると、その部分がまたすぐにひび割れてしまうからです。
しかし、クラック補修もお客様に見えない部分です。クラックの上から塗料を塗って、ごまかす業者が少なからずいます。
善の外壁修繕はどんなに小さなクラックであっても見逃しません。
他の業者が下塗り剤で埋めてしまうような3mm以下のクラックも必ず補修します。
小さなクラック→広げる→補修の写真
写真のように小さなクラックはあえて広げ、樹脂を注入、コテでしごいてしっかり埋めます。手間はかかりますが、品質を保つために当然のことだと考えています。
● 鉄部の塗装の工程
鉄部を塗装する際は、塗装前に行う「ケレン」が非常に重要です。「ケレン」とは簡単にいうと鉄部の汚れやサビ、旧塗料を落とす作業です。
このひと手間に時間をかけることにより、塗料の接着が良くなるため、塗料の持ちがよくなり、見た目の美しさ持続します。
しかしこの「ケレン」もお客様には見えない部分ですから、“適当で構わない”というスタンスの業者も少なくありません。
善の外壁修繕では、この「ケレン」を、長いときには数日かけて徹底的に行います。
職人から「ケレンにこんなに時間を割いていいんですか?」と聞かれることさえあります。でも、そうしないと良いものができないと知っているからこそ“やらないという選択肢はない”のです。
このような施工に関する妥協のない姿勢がお客様にご満足いただける品質に直結すると確信しています。
住宅の周辺環境を見極め、塗料の種類や施工方法を変えています
同じ区画にある住宅であっても、建っている場所によって劣化状況は大きく異なります。
例えば、隣り合っている家でも、以下のような違いによって塗り替え時期に年単位の差が出ることも珍しくありません。
- 遮るものがなく、風雨や日光が直接当たる家(=塗料の劣化が早い)
- 樹木や隣家である程度、風雨や日光が遮られている家(=塗料の劣化は緩やか)
そのため、善の外壁修繕では同じ区画の住宅であっても、必要に応じて一棟一棟、塗料の種類や施工方法を変えています。
屋根と外壁の耐用年数をなるべく合わせてご提案します
善の外壁修繕では、外壁塗装・屋根塗装(+できれば防水工事も)は同時期に施工することをお勧めしています。
なぜなら、これらを別々に施工すると、その都度足場の組立等が必要となり、余計な費用が発生するからです。
屋根と外壁で劣化のタイミングは10〜15年とほぼ同じです。ですので、同じ時期に施工できる場合は、そのようにご提案しています。
最後に
善の外壁修繕は施工に関してワガママかもしれません。
お客様がどんなに希望しても、“これなら大丈夫”と自信を持ってお勧めできる施工以外していませんし、それが私たち施工業者のプライドだと思っています。
また、きれいな言葉で飾らなくても、高品質・適正価格を貫くことでお客さまにその信念が伝わると信じています。
私たちの仕事の目標は、お客様に安全・快適・幸せな暮らしを提案することです。
例えば、子育て世代であれば、お子様の成長、将来の家族のカタチまで考え、施工の観点からベストな提案を行います。
高齢のご夫婦に「私たちの終の住処を後10年持たせたい」と相談されたら、どんなに古い家であっても快適な環境が10年持つよう試行錯誤します。ギリギリ10年ではダメなのです。歳を重ねる毎に住環境が悪化していくような家にはしたくないのです。将来的にお子様に家を引き継ぎたいというご希望があれば、きれいかつ高性能の家を引き継げるよう、施工計画を練り上げます。
もちろん、できないことも沢山あります。それでも、私たちはお客様の幸せと笑顔のために全力を尽くしたいと考えています。
家の施工は料理と同じです。
- 市販の出汁や素材、水道水を使って作る煮物
- 老舗料亭の料理人が素材を厳選し、丁寧に下処理を施し、水や火加減など全てにこだわって仕上げた煮物
これはもう、味も見た目も別物であることが分かると思います。
施工も変わりません。見えない部分に手を抜かず、使う人を想像しながら愛情たっぷりに仕上げるからこそ、「長期間」「安全」「快適」な住まいを実現することができるのです。