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2021.5.27外壁の種類・塗料や素材ごとの特徴について徹底解説します

外壁修繕_外壁種類_特徴②

外壁にはさまざまな種類があり、それぞれに性能や特徴が異なります。多様な外壁材の中から、お客様の外壁に合わせ最適な素材をご提案させていただきます。

 

塗装

 

塗料のタイプ

 

まず塗料には、「水性」と「油性」の2タイプあります。善では水性塗料をメインで使っています。ほぼ無臭ですので、塗装の際、生活に影響が出たり、ご近所迷惑になることはありません。

 

水性塗料:メインで使用

 

<特徴>

  • 溶剤(薄め液)が水
  • 水性マジックの匂い。近くで嗅ぐと若干に匂う程度
  • 鉄部など塗れない下地がある
  • 耐久性は油性塗料より若干低い

 

ただし、近年品質が向上しており、その差は縮まっています

 

油性塗料:鉄部のみ使用

 

<特徴>

  • 溶剤(薄め液)がシンナー
  • 油性のマジックの匂い。ツーンとしたシンナー臭
  • 耐久性が高い

 

塗料の種類

 

外壁修繕_外壁種類_特徴①

 

塗料にはさまざまな種類があります。どれを選ぶかによって耐用年数が変化します。善では耐用年数が長く、機能性に優れた「シリコン塗料」、「フッ素塗料」をメインで使っています。

 

①シリコン塗料

 

主成分がシリコン樹脂の塗料です。耐用年数、機能性、費用など総合なバランスがよく、外壁塗料の中では最も多く使われています。

 

<耐用年数>

7〜15年

 

<特徴>

  • 耐水性、耐熱性に優れている
  • コストパフォーマンスが良い
  • 透湿性が高く、結露が発生しにくい

 

②フッ素塗料

 

主成分がフッ素樹脂の塗料です。耐候性に優れ、長期間メンテナンスの必要がありません。日々のお手入れも簡単です。

 

<耐用年数>

12〜20年

 

<特徴>

  • 耐用年数が長い
  • 耐候性に優れている
  • 日々のお手入れが簡単(汚れがつきにくく、落としやすい)
  • 施工費用が高い

 

③無機塗料

 

主成分が無機物(鉱物)の塗料です。自然界のものを使っているため、耐候性に優れています。

 

また、塗料の劣化は、有機物が原因となることが多いため、“無機”塗料は劣化しにくいのも特徴です。

 

<耐用年数>

20〜30年

 

<特徴>

  • 耐用年数が長い
  • 耐候性に優れている
  • 劣化が遅い
  • 施工費用が高い

 

これらの他にも、「ランデックス塗料」「光触媒塗料」「セラミック塗料」「ラジカル塗料」「ウレタン塗料(鉄部)」「キシラデコール(木部)」など、お客様の外壁に合わせてさまざまな塗料を扱っています。ご予算、ご要望に合わせてご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。

 

 

塗り壁

 

外壁修繕_外壁種類_特徴③

 

塗り壁とは、下地の上に天然素材(土、砂など)を塗って仕上げた壁のことです。施工は左官職人が手作業で行います。

 

「環境にやさしい」「アレルギーが出にくい」「手仕事ならではの味わい深い風合いが楽しめる」「ぬくもりがある」などの特長があります。健康住宅、自然派住宅が注目されるようになり、人気が高まっている塗材の一つです。

 

塗り壁の種類

 

①ジョリパット(善オススメ)

 

ジョリパットは外壁仕上げ用塗材の一種です。主にモルタルの上に塗ります。高いデザイン性が特徴で、1975年の発売以来、40年以上愛されています。

引用元:アイカ工業

 

<耐用年数>

15〜20年

 

<特徴>

  • デザイン性が高い
    180 以上のカラーと100 以上のデザインからお選びいただけます。コテ 、吹付け 、ローラーなどによる多彩な表現が可能です。
  • 耐久性が高い
    耐用年数は15〜20年。一般的なシリコン塗装と比べ5年程度長持ちします。また、色あせがしにくい「耐候性」、下地のひび割れに追従する「可とう性」、汚れが付きにくい「低汚染性」、不燃材料認定を取得している「不燃性」など多彩な機能を備えています。
  • 健康、環境に配慮
    ホルムアルデヒドの放散量がもっとも少ない等級F☆☆☆☆を取得しています。さらにホルムアルデヒドの吸着・分解や、調湿性能を有するジョリパットシルキーパレット、消臭・抗菌効果を付与したジョリパット消臭・抗菌など健康に配慮した商品も充実しています。

 

②モルタル

 

モルタルとは、セメント・砂・水を混ぜた塗り壁材です。非常にメジャーな塗り壁材ですが、手軽なサイディングが普及し、現在は減少傾向にあります。

 

1980年代までに建てられた家の多くがこのモルタル仕上げです。メンテナンス必須の塗り壁材ですので、劣化が気になる方はお気軽にご相談ください。

 

<耐用年数>

30年程度

※10年に1度程度メンテナンスした場合

 

<特徴>

  • 耐久性に優れている
  • 火に強い
  • 仕上げのバリエーションが豊富
  • クラック(ひび割れ)が発生しやすい

 

<仕上げの種類>

モルタルは塗り方・仕上げ材によって様々な雰囲気を表現することができます。

 

③珪藻土

 

珪藻土とは、藻の一種である珪藻(けいそう)という名の植物プランクトンが化石化したものです。見た目のおしゃれさ、スタイリッシュさはいうまでもなく、調湿効果、防臭・消臭効果など、機能性に優れています。

 

<耐用年数>

10~15年

 

<特徴>

  • 調湿効果が高い
    珪藻土最大の特徴です。湿気を吸収、放出し、部屋を快適な湿度に保ちます。カビや結露も発生しにくくなります。
  • 火に強い
    珪藻土の融点は1200℃以上。火災に強い塗り壁材です
  • 衝撃に弱い
    地震等でヒビが入りやすい

 

 

コンクリート打ちっ放し

 

外壁修繕_外壁種類_特徴④

 

コンクリート打ちっ放しとは、鉄筋コンクリート・鉄骨鉄筋コンクリートの家に用いる仕上げ方法の一つです。コンクリートに塗装やタイル張りなどの「表面仕上げ」を行わず、そのままの風合いを楽しみます。

 

内装に用いた場合、柱が不要のため、部屋が広く使えるなどのメリットがあります。

 

<耐用年数>

10~15年

※10年に一度程度のメンテナンスを推奨

 

メンテナンスの際はコンクリートを塩害、凍害、雨水などの侵入による劣化から守る「ランデックスコートWS疎水剤」を塗布します。

 

ランデックスコートには「クリア」「半透明カラー」「不透明カラー」がありますが、コンクリート打ちっ放しの雰囲気を残すには「クリア」「半透明カラー」がお勧めです。雰囲気を変えたければ、上からカラー塗料を塗る方法もあります。

 

<特徴>

  • 耐火性に優れている
  • 防音性が高い
  • 外気温の影響を受けやすい
  • 表面仕上げがないため、劣化が早い
  • 頻繁なメンテナンスが必要

 

 

サイディング

 

サイディングとは、外壁に張る板状の外壁材です。板状のサイディングボードを壁の広さに合わせてカットし、張り合わせて仕上げます。

 

サイディングの種類によりますが、「工期が短い」「工事費用が安い」「種類やデザインが豊富」「耐用年数が長い」などの特徴があります。国内で最も多く使われている外壁材です。

 

サイディングの種類

 

サイディングには4つのタイプがあります。

 

①窯業系サイディング

 

外壁修繕_外壁種類_特徴⑤

 

セメント素材と繊維素材を混ぜてつくったボードを使います。サイディングの中で最も多く使われています。最近では「セルフクリーニング効果」や「破損しにくい加工」を付与した製品も販売されています。

 

<耐用年数>

20〜30年

※コーキング(ボードのつなぎ目)部分は10年に1回程度メンテナンスが必要

※10年に一度塗り替え塗装が必要

 

<特徴>

  • デザイン、カラー共に豊富(レンガ風やタイル風など)
  • セメントを使っているため、耐震性、耐火性に優れている

 

②金属系サイディング

 

外壁修繕_外壁種類_特徴⑥

 

ガルバリウム鋼板・アルミニウム・ステンレスといった金属でできたボードを使います。

 

<耐用年数>

20〜30年

※コーキング(ボードのつなぎ目)部分は10年に1回程度メンテナンスが必要

 

<特徴>

  • 金属のため、耐久性に優れている
  • 断熱性、防音性、防水性が高い
  • 長期間メンテナンスが不要
  • 最近はバリエーションが増えている
  • コストが高い

 

③木材系サイディング

 

外壁修繕_外壁種類_特徴⑦

 

その名の通り、塗装した木材のボードを使います。天然木ならではの木目や風合いが魅力です。木のぬくもり溢れる住宅に仕上がります。

 

<耐用年数>

15〜20年

※コーキング(ボードのつなぎ目)部分は7年に1回程度メンテナンスが必要

※10年に一度塗り替え塗装が必要

 

<特徴>

  • デザイン性が高い
  • 断熱性に優れている
  • 木材のため、耐水性が低い(こまめなメンテナンスが必要)
  • コストが高い

 

④樹脂系サイディング

 

外壁修繕_外壁種類_特徴⑧

 

合成樹脂(プラスチック)の一種である塩化ビニール樹脂でできたボードを使います。

 

アメリカでは非常にメジャーなサイディングですが、日本では施工業者の少なさなどもあり、ほとんど普及していません。

 

<耐用年数>

20〜30年

※コーキング(ボードのつなぎ目)を行なっていない場合は不要

※10年に一度塗り替え塗装が必要

 

<特徴>

  • 耐候性に優れている
  • コーキング(板のつなぎ目を埋める工事)不要ですが、窓周りサッシ周りは必要です
  • メンテナンスが簡単
  • 防音性が低い
  • 普及していないのでバリエーションが少ない

 

 

タイル

 

タイルは無機質素材(生命活動が関わっていない素材)のため、破損、剥離しない限りメンテナンスの必要はありません。コーキング部分に関しては定期的なメンテナンスが必要ですが、費用はかなり抑えられます。

 

汚れがつきにくく、ついても落としやすい素材なので日々のお手入れも簡単です。より汚れがつきにくくなる「撥水コート」や、汚れた場合の「酸洗い」もお受けしています。

 

<耐用年数>

剥離しない限り永久的

※コーキング部分に関しては10年に1度のメンテナンスが必要

 

<特徴>

  • 耐久性が高い
  • タイル自体はメンテナンスフリー
  • 日々のお手入れが簡単
  • 高級感がある
  • 工事費用が高い
  • 地震や劣化で破損、剥離する可能性がある

 

タイルの種類

 

①磁器質

 

外壁修繕_外壁種類_特徴⑨

 

1250度以上の高温で焼かれたタイル。耐水性、耐久性、透明性が高く、外壁に一番多く使われています。

 

②陶器質

 

外壁修繕_外壁種類_特徴⑩

 

1000度以上で焼き高められたタイル。他の2つに比べ、吸水性が高いので、室内や浴室などによく使われます。

 

施工例

 

タイルは素材だけでなく、さまざまな形状、サイズからお選び頂けます。

 

外壁修繕_外壁種類_特徴⑪

 

 

 横浜市青葉区限定 外壁修繕(塗装・屋根・防水)|株式会社善

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